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天使でも悪魔でもなく


 フランス語に angélisme という言場がある。



” 純粋化主義 ”  ” 理想化すること ” という意味だ。



私はこの angélisme が嫌いだ。





大抵の場合 angélisme を通した人の見方や、事象の見方は間違いを引き起こす。



知性をまったくかいた物の見方だと思う。



ある一定の年齢生きていれば


絶対の善人も絶対の悪人にもそうそうお目にかかれない


という事は理解できるはずだ。



それに純粋主義というのは結局のところは根底に排除の精神が潜んでいる。



だからangélismeが裏切られた時に往々にしてその人の考えは間逆に振れる。



そう、diabolisme に振れる。



震災直後に良く聞かれた被災した人たちに対する賞賛の言葉 曰く


”謙虚な” ”秩序ある” ” 礼儀正しい”  etc....


要は ” 純朴な田舎の人たち、 被害にあった可愛そうな人たち ”


という定型方のイメージだけがどんどん膨らんでいくのを危うい気持ちでみていた。



そう、私はangélismeが嫌いだし、あれはとっても危険な物だと思っている。



奇しくも、震災後復活したブログの記事 (amebloを使っていた頃)にコメントをくれた方が



福島の方だった。 その方が


 ” こういう好意的な意見は東北人としてうれしく思うが、これが逆の方向にいかない心配でもある”


というような事を仰っていた。  鋭い。




私がこの所感じているのは angélisme が間逆に振れ始めたのではないかという事。



3ヶ月以上たって、インターネットで様々な事が言われている。 曰く


震災バブル(見舞金や義援金の支払いで震災前よりも裕福な暮らしをしている。)


生活必需品ではなく大型液晶テレビなど高級なものを支援物資として要求する。


配給依存 etc...


そりゃあ、そうだろう。10数万人の被災者の中にはいろんな人がいるでしょう。


そもそも ”ヒサイシャ” なんて人は存在しなくて、


そこにいるのは様々な事情を抱えた様々な生き方をしてきた個人がいるだけだと言うのに・・・


福島の双葉町だったと思うけれども、他の場所に避難中の男性がインターネットで違法な


猥褻画像をやり取りしたかどで逮捕されたというので、


町が一旦、町への義援金を自粛していた事があった( 現在再開 )。



・・・・ 双葉町には” ○○ ○子 ”や ” ○○ ○男 ”という個人がいるだけで双葉町民という


人は存在しないはず。  それを何故双葉町民と一緒くたにするのか??



そして極めつけはこれ、




先日のブログでも書いたけれども、福島沖でのカツオの漁が解禁される方向であること。



現在、三陸沖で再開間近である港もいくつかある。



今 以前に、津波被害者を ”ヒサイシャ” と 避難区域から避難してきた人を ”ヒナンシャ”


とangélisme( もしくは simplisme =単純化!! ) で物事を見てきた人たちは


三陸からの魚を出荷しようとしている人達を今度は



”放射線に汚染された魚を平気で捕って来る、食卓の安全を脅かそうとする人”



と見なしているのでは?? と感じる。



そう見なしているからこそ ”なんとなく口に出していえない雰囲気・・・・”と言うんだと思う。


そして、誰かが口を開き始めると


”いや、実は私も前々からそう思っていたんだ!”  という。




はじめに明言するけれども、私も現在の三陸沖の放射線による海洋汚染は心配するべきレベルだと


思っている。魚介類の放射線検査のサンプリングの量は安心するにはまったく不十分だし


そもそもが、官房長官をして今更ながら ”子供の内部被爆は深刻な状況と認識” と言っている。 


そんな政府の”安全です”を信じて良いなんてこれっぽっちも思っていない。

食物からの内部被爆の危険性が疑われる現在、汚染された疑いのある食物の流通は


避けるべきだと思う。


でも、漁の規制がされてない以上港が開港したら、漁師としては行くでしょう。


そして魚が水揚げされた以上、それは流通に乗るでしょう。


それは、当然



事態を変えるには



国や自治体が漁を規制するか、もしくは水揚げされた魚が流通しないように政府が買い上げるか・・



勿論、これには関係者の補償問題が発生してくるわけです。






そして、魚介類にこれだけの規制をするからには当然ながら野菜や肉製品などのほかの製品


への規制も必要になってくるわけです。



三陸東北から北関東にかけてこれだけの食物の規制がされたら・・・、


事は日本の食生活全体の根幹を揺るがす事なのです。


勿論、私は苦渋の気持ちで、やっぱり政府はそこまで徹底して安全管理をするべきだとそう思う。




世の中は 天使と悪魔にきれいに二分されているわけではない。 



事象の糸を辿れば、いろんな事が絡まりあっていたりする。


そして、そこには喜怒哀楽、人間の感情があちこちにこびりついている。



それをいとも簡単に漁をやめろとか、土地を離れろとか、牛を殺せとか、


言って欲しくない。 言うべきでない。


それを言うのはもっともっと辛くて、それは残酷な事なんだって心で涙しながら言うべきだ。





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by melodynelson-2812 | 2011-07-01 05:36 | 時事
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