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子供たち



  文藝春秋の8月臨時増刊号はその名も


 ” つなみ ”  


被災地の子供80人の作文が載っています。


子供たちといっても幼稚園から高校生まで年代にはかなり差があるのですが


みんなものすごく上手に作文を書いています。


そしてみんなそれぞれに辛い思いや悲しい思いをしたんだなぁ・・ と涙が出る事もありますが


でもみんな前向きでしっかりとした事を書いていてとっても頼もしいです。


その中のいくつかを紹介します。






つよくてやさしい人になりたい。

南三陸町 志津川小学校 一年   山内君


 3月11日、その日、ぼくは5じかんじゅぎょうでした。 学校から学どうにむかうと中 とつぜん
つうろがゆれました。   とてもつよくゆれたのでこわかったです。

じしんがおわってから、友だちといっしょに学校にもどりました。 すこしくらくなってから
しづ川につなみが来たと先生から聞きました。

ぼくはその時、つなみがどんなものなのかよくわかりませんでした。
きょうしつですごしたその日のよるは、とてもさむかったです。おとうさんとおかあさんに
あいたかったです。

つぎの日、おとうさんがむかえにきました。 おとうさんと学校から下りていくと、いつも見ていた
たてものがこわれてなくなったりしていました。
くるまもいっぱいつぶれていました。 はしもこわれてました。

ぼくのいえははんぶんこわれていました。ぼくはとてもかなしかったです。

小学校のたいいくかんでは、でんきもつかなくて水も出なかったけど、おとうさんとおかあさん、
おねえちゃん、おじいちゃん、それから友だちもいっしょだからさみしくなかったです。

たいいくかんでせいかつしているあいだ、たべものやふくなどひつようなものをたくさんもらいました。
ぜんこくのたくさんの人たちが、ぼくたちのためにおくってくれたのだそうです。

じえいたいの人たちがまいにちごはんをつくってくれました。 ボランティアの人がきてくれて、
いっしょにあそんでくれました。 
ぼくは、たくさんの人にたすけてもらっているんだなぁとおもいました。

こまっている人がいたら、ぼくもたすけてあげたいです。 そんなつよくてやさしい人に
なっていきたいと思います。






夢だったらいいなー

大槌町 赤浜小学校3年  柏崎君


 3月11日、ぼくは、学校にいまいした。 すると、とつぜん地震がきました。そしてぼくが
〔地震だ。〕 とさけびました。

みんながつくえの下にもぐりました。そのときぼくは、津波がくると思いました。
地震がおさまって校庭にひなんしました。 みんなびっくりしていました。
ふく校長先生が三メートルと言いました。

水門をふつうにこす津波がおそってきました。学校のフェンスをこわしながらも学校におそい
かかりました。
ぼくは、いそいでにげました。

余震がつづき電信柱がたおれそうでした。それを見てすぐにげました。山の方にダッシュで
にげました。

津波のゴゴゴゴという音がすごかったです。 3回れんぞくの津波がきてびっくりしました。
家も車もめちゃくちゃで夢をみてるようでした。

すごく寒くて先生のジャンパーをかりたのであたたかかったです。

津波がおさまり、学校の上にあるうめさんという人の家にとめてもらいました。
二日目にお父さんが山田町からあるって帰ってきました。 うれしかったです。

十三日の朝お母さんがまさないから帰ってきたのでとてもうれしかったです。
おふろがないのと電気とガスがない生活をしてみて前の生活がしあわせな事に気づきました。
だから、これからは、むだづかいをしないようにしたいと思います。

うめさんの家から学校にすむことになりました。 一度津波が来たところなのでふあんでしたが
みんないっしょなので心づよい気持ちになりました。

自衛隊のお風呂に入れた時はとても気持ちがよかったです。
自分の家をみにいってなにもなかったです。

ぼくが
〔夢だったらいいなー。〕
と言いました。 そしてお母さんも
〔そうだね。〕
とかえしてくれました。
これからぼくは、前向きにがんばりたいです。





小学校一年生と三年生、とても大事な事を書いています。

感謝の気持ち、物のありがたさ。

40歳の不惑の年でもこういう事もわからない馬鹿者もいるというのに・・。


こういうしっかりした作文も良いですが


こういうのも素直で気持ちが伝わるなーとおもうのです。



お母さんにおこられた

名取市 ゆりあげ小学校3年生  加藤君


 このときにDSをやったのがばかでした。
しんさいのときDSをやったらお母さんにおこられました。



かなしいきもち

仙台市若林区  ろりぽっぷ幼稚園 みさきちゃん


かなしいきもちだった。 うちの犬のもかもまろもうさぎもしんだもん。

いやなきもち。

うちのねこのてつはいきているけど、のらねこのよしだもいきてるもん。





すごく素直だなぁ。




さて、私が出会った子供達も頼もしくて良い子たちでした。


ある日私は


現在避難所となっていて使えない小学校が仮校舎として使っている中学校に置いている備品を


近くの別の小学校に運び出すという引越し作業を手伝いました。




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こんな、学校の備品をひたすら運びだし 小学校に着いたら入れる

を繰り返します。



ひたすら机やいすの搬入が続くので


お手伝いに来た小学校の父兄( 平日だったので主にお母様方 )が一列に並んで

バケツリレーで小学校に運び込みます。 


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 ちょっと一休みの図



運び込む机の上には間違えないようにと 年と組と名前を書いた紙が貼り付けてあります。

その横には



” お願いします。 ”  ” ありがとうございます。 ”


のメッセージが書いてある。


世の中、このありがとうございますが言えない大人がごまんといるというのに


えらい子達です。

中には


 よろしくねがいします。

とか

ありがとうございまた。

とか誤字があるのも微笑ましい。



終わりのないいすや机の搬入が終わっても、紙類や標本などのハードな物が続き

めげそうになりますが


横では、 柔道場が物置になっているのか、使用できない為に

畳を外に置いて、 青空柔道場を設置して 熱心に柔道の練習をしている子供達がいて・・・


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この子達の気合がものすごいので、


思わずこちらも気合が入る 066.gif




バケツリレーの先頭で受け取った物が、ちょっと安定感がない物だったので

渡さないで直で小学校にもっていきまーす。。。 と荷物を運び込まんとと

小学校の建物にはいると・・・



そこには



小さいからだの両手を大きく広げて



” よっしゃ、こーい ! ”


とばかりに荷物を待ち構えている小学校低学年の子が (汗)。


やる気は買うけどちょっと渡せないー と思って


” ごめんねー。ボクにはちょっと重いかもー”


と言って、荷物を所定の位置まで運ぶ。


荷物を置き終わった後に


( いや、あの子男の子じゃなくて、女の子だったかな??? )


と思い返して、 そのこの所に戻ってみると


案の定、 



俯いて  ” 男の子に間違えられた・・・・ ” と先生なのか保護者なのか、大人の女性の前で

拗ねている 007.gif





実はこの男の子に間違われる悲しさというのには私はちょっと敏感で・・。


というのも私自身、小さい頃全く母親の好みで髪型をベリーショートにさせられていて

よく男の子に間違われたのです。


まあ、性格も男の子っぽかったのでしょうがないのですが、これがものすごーく 


嫌 !!  


だったので、男の子に間違われる気持ちはよーく分かっているのです。









慌てて



” ごめんねー。 言ってからすぐ女の子だったー。って思ったんだよぅ。 女の子だよねー

どう見たって。 ごめんねー。急いでたから間違ってしまったんだよー。”




というと機嫌が直ったのか、 顔を上げてこちらを見てる。




”えらいよねー。お手伝いしたいの?? ” 

というと


恥ずかしそうに笑っている。  とっても良い笑顔だった。



こんな小さいからだで、あんな重い物を持とうとするなんて・・。


大人が働いているのをみて自分も何かしないと。


と思っているんだなぁ。




私達大人はこんな子供達にものすごい借りがあると思います。


この子達は津波被害という苦難だけでなく、 放射線被害という苦難にも直面しているのです。


原発という政策を受け入れたのは完全に大人の世界の大人の理屈。


そして放射線汚染の被害を最も敏感に受容するのはこんな素敵な子供達。




小学校3年生だって、これからの自分の態度をかえなくちゃ。って思っているんです。


なんで私達大人がそういう風に思えないんだろう?



充分すぎる程悲しい思いをしたこの子達が笑って暮らせる社会を築くのは私達全員に


課せられた責務だと思うのです。



どこに住んでいたって関係ないです。


この子達の為に 何かを始めないと いけない。


そう思うのです。


こんな活動されているかたもいます。


コラボスクール 女川向学館 

たくさん学んでくれ子供達。 向学館では様々な形での支援を募っています。


私の友人junkoさんは

首相への提言書への署名を募っています。

こちらから




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by melodynelson-2812 | 2011-08-04 08:01 | 東北復興へ向けて
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