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春彼岸 あっちとこっち繋がっているんだな~




 寒さ・暑さも彼岸まで。と言いますが



雪が多かった今年。春彼岸が来ます。



去年の今頃は彼岸どころの話しでもなかったのですが、今年は少し早いと思いつつ



私がいる間にと、ぐずぐず天気が続く日の合間、晴れの午前中に




母とお墓の掃除にやって来ました。







全く唐突なのですが、小さい頃 ”お墓で転ぶとお墓から帰れなくなる”と



大人から言われていた為子供の頃お墓では足元に全意識を集中させていたのですが



これってどこでも言われている事なのでしょうか???





それともあの頃足元の悪いお墓が多かったので、周りの大人が落ち着きの無い子供を走らせない


為に考え出した”大人の知恵”なのでしょうか??





三つ子の魂百まで。で、私は今でもお墓に行くと転ばないように細心の注意を払います。








ここは母方のお墓なのですが、ここのお墓は女川の駅から近くてそして大きく広がった湾岸部とは


反対に奥に進むにつれて細くなる地形の為に波の威力が強かったのか被害も大きかった場所なので



去年の五月頃までは流された電車がみごとに突っ込んでいた墓所でして・・




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去年のお盆に来たときはみるも無残になぎ倒されたお墓や



地震のせいで不規則な方向に倒れているお墓が多かったのですが


一周忌の前にとお墓の修理をされた方が多かったのか、かなりの数のお墓が元通りに立てなおされて


いました。




ちなみに倒れたお墓を立て直すのってあれ、大掛かりな機材を使わないと無理ですね。



力自慢の力士4人集まったところでお墓をうまく立てのすのは力意外の技術が必要になるんです。




今回そんな事を学びました。





墓所近くに車を止めてから



お墓の周りを掃くための”ほうき”を忘れた事に気づき



その迂闊さを後悔しながら坂を昇って母方の墓所にたどり着くと



自分の所の墓所の近くにある母の親しい友人の墓所用にと、杉の木にくくり付けられた


ほうきを発見。




”ちょうど良い。Mちゃんちのほうきを借りよう!”と言い



母の友人が眠るお墓に


”ほうき貸して下さい”と断りつつ 手を合わせる。



母はついでに



”なんで津波で死んだりしたの。いなくなってしまってつまらないよ”というような事も呟く。





きっとお墓の水は出ないだろうと踏んで容器に水をいれてうんしょ、うんしょと運んで来たのに




実は墓所のお水が出る事に驚きつつ、




それではとお墓の掃除、草むしりを始める。






お墓の掃除は楽しい。というと不謹慎に聞こえるかもしれないけど



お墓の草をぶちぶちむしっていると



会った事もない祖母や祖父や叔父やその他の自分の先祖と今ある自分の存在は



確実に繋がっているんだと感じる事ができる。





草の間に縮こまっている小さいデンデンムシを発見したりするとますます身体的な感覚として



あっちとこっちで繋がっているんだと感じる。





亡くなった人との繋がりを身体的な感覚で感じるって機会はそう多くない。





ついでに偶然に借りた亡くなった方がくくり付けたであろう箒でもって杉の葉っぱを



掃いている時もその繋がりを感じる。






津波の直後に父の従兄弟や母の弟がいの一番に気にしたのも”先祖のお墓”の事。



三陸のこの辺りはなんというかそういうのをすごく気にする傾向にあるんです。



これは海というままならない物を相手にしてるが故に ”あっち”への感覚が都会暮らしの



人よりもどうしても身近だからなのですかね・・・。





高台の墓所からは私の大好きな風景が見える。




緑に輝く女川湾。


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それにしても建物の解体は容赦なく進むね・・・





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しょうがない。




感傷に浸っている場合ではない。



一歩ずつ 確実に、だ。
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by melodynelson-2812 | 2012-03-18 00:42 | 東北復興へ向けて
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