<   2011年 06月 ( 10 )   > この月の画像一覧

同じサッカー選手ならわかるはず!

 突然ですが、マドリッドのサッカークラブ、

Real Madrid に強力なコネがある人はいませんか???

b0228941_5581778.jpg




あ、バルセロナのF.C Baecelona  でも良いのですが・・・。

(我ながら節操が無い・・・)


b0228941_5594630.jpg












いや、別にサッカーの試合のチケットが欲しいとかじゃないですよ。


サインと応援メッセージが欲しいのです。




地元の人以外は知らないと思いますが、


コバルトーレ女川という地域リーグのサッカークラブがあります。


このコバルトーレの選手達のこんな特集を見てしまいまして・・・。









ちょっと・・・・・良い青年達ではありませんか・・・・。



後半ちょっと・・・・・涙が・・・・押さえ切れない。




いや、感動しました。  良い子達です。

( あの元テニス選手がうっとおしいのはスルーして下さい。



で、この彼らに向けて世界的に知られている同じサッカー選手が応援メッセージを


送ったらどうだろう??  と考えたわけです。



サッカーファンの方には申し訳ないが、私はサッカーには興味がなくて


正直言えばスペイン人がレアルだー、バルサだーと言っているのを



あちこちに宣伝をつけた大金持ちの若い男が玉を蹴るのに何故そんなにムキになるのか???



と思っていたくらいです。




でもこのコバルトーレの彼らのサッカーに対する気持ちには撃たれました。



サッカーがんばって欲しい。


で、世界的に有名なサッカー選手が彼らを応援している。


と励みになってくれたらそれで良いと思ったわけです。



まず、この私の気持ちを義理両親との昼食の時に打ち明けた所、


話しを最後まで聞かずに



” サッカーをまた始められるように援助をお願いするんだねー”



と早合点されて・・・




いや、援助なんてそんな大それたことではなくて・・・・



彼らからの応援メッセージやサインを貰いたいと打ち明けると




” あら?どうして援助だって頼んでみた方が良いよ。相手はお金持ちのクラブなんだから。”



とさすが施しに重きを置く カソリック教徒らしい事を言う・・・。




なんとかきちんと説明してレアルの公式HPを探してもらうと



連絡先が明記されているのを発見!!!!




こちらにメールを送ることに決定・・・。




でも義理ママ曰く



”今はシーズンが終わって、試合も無いし レアルの人たちも休みに入っている頃でしょう?
何か行動を起こすのにはちょっと時期が悪いわね~”





それに、ここは



コネ帝国 スペイン




というわけで、無いツテを探しつつ なんとかレアルの関係者に連絡がつかないか・・と


模索中でして・・・。





それにしても、実は私は一年位前にマドリッドからパリに移動する飛行機の中で



レアルの顧問で、元フランス代表の



ジネジン・ジダン 


隣同士で旅をした事がありまして・・・。



私はミーハーな傾向がゼロの人間なので


サインや写真をねだる人たちを奇異な目で見ておりましたが・・・





くーっっっっ!!!021.gif



今なら絶対、迷惑を顧みずに事情を説明してコバルトーレへの応援メッセージを書いてもらう所だ・・。




しかもジダンさん、男性がサインをねだる時は明らかに迷惑気だったが


女性がサインと写真をねだっている時はあきらかに嬉しそうだった・・・・。



あー。あんな偶然がまた訪れてこないかしら・・・・。






と言うわけで、



この計画がどうなるかは後日お知らせしますが



スペインのサッカーチームに強力なコネがあると言う方。


是非、ご協力願います ♪ ♪ ♪ 



にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ニュースブログへ
にほんブログ村
[PR]
by melodynelson-2812 | 2011-06-28 06:19 | 東北復興へ向けて

目には青葉・・

  【目には青葉 山ほととぎす 初がつを


カツオの季節ですね。



ネット内では水産庁のこんな発表に様々なコメントが・・。



水産庁プレスリリース



福島沖でのカツオ漁の操業を認める方向です。




漁に出れない漁師さん達が



” 海にでれなきゃ、俺だづぁ 丘にあがった河童だよ ”



と嘆いているのを悲しい気持ちで聞いていた私です。



こういうの見ると嬉しくなってしまう私です。



b0228941_3152963.jpg




塩釜漁港直送。



石巻漁港、気仙沼漁港・・あちこちの漁港から水揚げ再開が増えればよいと思う反面




このネットの反応を見ると複雑な気持ちになります。




操業を開始して、福島で捕れたカツオが流通したところで消費者の信頼を得られなければ



結局の所、 市場価格が下がるだけなのでは・・・と。





国からの ” 安全宣言 ” が全く信頼を得られれていない現在




水産庁の実施するサンプリング検査にどれだけの信頼度があるか水産庁は少しは考えた?





これは全くの素人判断ですが、検体が2匹というのも



これだけの騒ぎの中に出す決定を下す判断材料としては少ない数に思える。


科学的な根拠、云々の前に


市民化感覚として 二匹? ぽっち? と思うその感じ、水産庁、分かる?








日本滞在を終えて成田から出発する前によく立ち寄るお店があります。




新宿の某デパート内にある有機農業の野菜や無添加食品を売っているお店なのですが




ここで、野菜類を買い込みスーツケースに押し込めて → GO というパターンなのですが




先日ここのお店に行って愕然としたのですが



東北地方はおろか北関東、南関東の野菜が一切売られていないのです。



北海道産、もしくは中部地方より以西の物しか売られていませんでした。



このお店は元々食物の安全に気を配る人が多い所で、私もだからそこで買い物をしていたの



ですが、以前は東北、北関東の無農薬野菜が中心だったので、



その変わりように愕然としました。



流通コストがかかっているので当然ながら普段よりも値段は高め。




それでも若い女性を中心に買い物客は普段よりも多いくらい。



初老の夫婦が品物を見ながら




”高いね~、放射線汚染に気をつけるっていったてさ。毎日こんな高い野菜買って
いられないよ。”




と話しながら通り過ぎていきました。





一体、以前ここにおいてあった東北、北関東の有機農業栽培された野菜はどこにいったんだろう?




同じデパート内の普通の野菜売り場でも



”おっ、安いな、青梗菜 ”


と思うと茨城県産だったりする。




愛媛出身の友人は



” 地元の魚が関東に高値で流れるから、地元の人達魚が高くって買えない!  ”


と言っていたっけ。




自分という人間を作るのは自分の食べている物。



自分は腹を満たす為にだけ食料を消費したくない。




と普段から思っていた私。




今、何を食べるか というのはとても、とても重い決断をくだすことなんだ。



と頭をガツーンとやられた感じ。









東北、関東圏の野菜は値が下がっているけれでも、お金さえ出せば遠くの野菜は



手に入る。



そのせいで流通への付加が高い品物が東京に出回り、出産地周辺も含めて市場値はあがる。




結局、経済的に余裕のある人は ”安全な食品” を手に入れられる。




勿論、この安全な。というのは括弧付きなのだけど・・。




結局、健康や安心も金次第なのか。



あー、 嫌、嫌。 



なんて、嫌な世の中なんだ!!













b0228941_3564470.jpg




これは私が食べた今年の初鰹!!



残念ながら、宮城で水揚げされたものではなく銚子港で水揚げされたものですが。




5月に家族で食べました。



小さい時から母に


初物を食べる時は東を向いて笑うんだよ
と言われて、それを今でも実行している私は



生姜をたっぷりつけて東を向いて笑いながら食べました。







良いことたくさん来い !! と思いながら。





津波被害にあった港では、港の復旧が漁業関係者の悲願だ。




女川では



” 今年は女川のサンマ食べれるかな? ”
とみんな言う。 何度もいうから 私も何度も言う。



もはや、今年はサンタさん来るかな?という子供の心理と同じだ。




お願いだから一刻も早く福島の事故が収束してそしてそして



心からの笑顔で東を向きながら初物を食べれる日が来て欲しい。






にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ニュースブログへ
にほんブログ村
[PR]
by melodynelson-2812 | 2011-06-26 04:10 | 時事

故郷とスペイン思わぬところで歴史発見。

  数少ないヨーロッパ在住の同郷友人にこんな物を貰った。





b0228941_4252569.jpg

 写真ブレブレで失礼・・・





仙台銘菓   支倉焼 

b0228941_562065.jpg









彼女というか・・彼女のお母様には以前もお菓子を頂きっ放しで・・・恐縮しつつ



ありがたく頂きます。


箱の中には 支倉焼のありがたい由来書が・・・・。








それは



支倉六右エ門常長は600石の士で仙台藩祖伊達政宗卿に抜擢され東西文化交流の使命を
帯び波涛万里ローマへ渡った国史に名高い人です。



で始まります。



支倉常長と慶長使節団を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。





この方はローマに渡る前に、スペインにも滞在し、そしてマドリッドの王宮で当時の王

フェリペ3世に謁見した人です。




そしてこの支倉常長を始めとする使節団が船出をしたのが石巻市の月ノ裏というという所なのですが



そこには現在記念館があります。



その名も


Sant Juan Bautista Museum



ここにはその時に使われたガレオン型船の復元船が展示されています。




実はこのsant Juan Bautista Museum。



以前から一度行きたいと思いつつ、機会を逃していた場所・・・。



というのも、この近くを通るたびにアンヘリートさん(旦那)が



Sant Juan Bautista とういかにもスペイン風の名前に反応して


” フアン バウティスタって誰??? ”



と聞いてきてたっけ・・・。 こんな事になるんなら一度行っておけば良かった。




なんといってもスペインと日本 。というよりも故郷との思いもかけない縁だ・・・。



Madridの王宮 と 月ノ裏なんて超ローカルな場所がこんな風に繋がっているなんて。




b0228941_4482070.jpg





これが以前のサン・フアン・バウティスタ号復元船の写真。



この写真はサン・ファン館のホームページよりお借りしました。





そして津波に襲われる瞬間



b0228941_4505381.jpg





サン・フアン号もすべて破壊されて海のもくずとなっているかと思いきや・・・











b0228941_451588.jpg







すごい!!! 

ちょっと壊れているけど 



形は残っている !! 




あの津波にも負けずに残ったこの船は壊れた部分を修理して、これからも展示を続ける

どころか、復興の象徴として、大事にしていきたいのだとか。




現在こちらは臨時休館中らしいのですが


また一帯が復興したら是非是非訪れたい!!




同郷の友人に貰った銘菓のおかげでサン・フアン・バウティスタの事を思い出して、


その後の情報が得られた。


友人(とそのお母様)



ありがとう。 ご馳走様でした。 




大切に食べようと思っていたのに、思いのほかアンヘリートさんのがっつきがすごくて

既に最後のひとつです。




でもこのありがたい由来書に気になることが一つ・・。






b0228941_544853.jpg




最後の部分、



ドン・フィリップ・フランシスコ・ファセクラ。



ファセクラ??




支倉=ファセクラ



気持ちは分かるけど、



発音、しづらいなぁ・・・



にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ニュースブログへ
にほんブログ村
[PR]
by melodynelson-2812 | 2011-06-22 05:17 |

Indignados  怒れる人々

  久々にスペイン時事ネタです。



先月5月15日に続いて今日もMadridを初めいくつかの都市で



Indignados と呼ばれる若者を中心としたデモ行進がありました。




b0228941_4281758.jpg

       ( デモ参加を呼びかけるポスター。洒落てる♪ )



デモの参加者数が知りたくてスペインのテレビニュースを探しましたが


これに関するニュースが見つからなかったので、


フランスのテレビによるとデモ参加者数、 


主催者側発表だと 約5万人


警察発表だと    約3万人 だそうです。



すごい数です。


参加者層も若者だけでなく全ての年代の人が参加したようです。


このIndignados ( 怒れる人々) 


というのは、若者を中心とした現在のスペインの社会システムに怒れる人達なのです。


先月から一ヶ月に渡りMadrid の Puerta del sol 広場にテント住まいをしながら
                                 (広場を居座ってという人もいるが・・)


活動への理解を求めて来ました。



実は私はこの人達の映像を見るたびに彼らが


” Donde esta la democracia ? " 民主主義はどこにある?? "





”  domocracia real !"    ” 真の民主主義を!”



と書いてあるプラカードを持っているのを見て多少の疑問を感じていたのです。








スペインって民主主義の国じゃなかったっけ??






これがかつてのチュニジアのように独裁者が治めている国ならまだしも、


まがりなりにも ザパテロ首相は正当な選挙を経て首相になったはず・・・・。



実はこの"democracia" という言葉、 アンヘリートさん(旦那)もわりと頻繁に使う言葉だ。






私:    このパン他のよりおいしいけど高いんだよね。


アンヘリート: 安くても最悪まずいパンを食べるよりマシなんじゃない?


私: そうだけどさ、でも毎日買うにはやっぱり高いよ。パンの値段にしては真っ当じゃないよ。


アンヘリート: しょうがないよ、この国では質の良いものは不当な程のお金を出さないといけないんだ。
         真の民主主義って物が存在しないんだ。この国には。







というような会話をしたことがあるが・・・


たかがパンの値段に よもや democracia(民主主義)という言葉が出てくるとは。



大げさでないか??



私は元々理屈っぽいので、自分の頭の中で納得しないとどーにもその事象を受け入れることが

できない性質・・・。


それを自分の理解できる言葉で理解しないかぎりはなんだかモヤモヤ・・・。




今日、はたと思いついたのですが


彼らが批判しているのは




フランス語で言うところの 

Injustice sociale


日本語の   格差社会



彼らが求めているのは


フランス語で言うところの

Egalite des chances

日本語の機会均等



これをまとめて 民主化を求める運動 とここでは読んでいるらしい。




チュニジアの民主化運動とは民主化のレベルが違うんだ。



と今日、一人発見して納得した。



うーん、そう考えると確かにそうだ。



スペインの失業率20%超えはあまりに高すぎる。


そしてユーロ後の物価上昇に比べたら



給料  安すぎっっっ!!!



これはブログでも何度も書いてきたが、ふざけている。



そして、サラマンカ地区(高級ブティックが並ぶ地区)なんかに行ったら、Madrid の典型的な

pijo ( お金持ち) と pija( お金持ち) 達が成金趣味の洋服を着て、


失業率なんてどこ行く風で買い物をしている。


超格差社会 



今までスペイン人がサッカー観戦とフィエスタに明け暮れてこの問題に向き合わないのを


歯がゆい気持ちで見ていた。 



ついに行動に出たんだ!! 



よくよく考えたらフランス革命の始まりはパンを求める民衆の叫びだったはず。


そう考えたらパン一つに民主化の言葉を使うのも別におかしなことではない。


(かなり遅ればせながら・・) 


がんばれ Indignados


ちなみにこの運動、カタルーニャ州や他の州でも起きていますが


場所によって、求める事は微妙に違っているようです。




あっ、そうそうフランス革命といえば


このindignadosのデモ。


5月29日には 革命の象徴、


パリのバスティーユ広場にも集まったんですよ。


b0228941_534886.jpg


バスチーユのオペラ前

b0228941_5343722.jpg




フランコ独裁時代、スペインから亡命した民主運動化を支えたのもフランスの人達だった。


やっぱり近いんだな~。


フランスとスペイン。

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
にほんブログ村
[PR]
by melodynelson-2812 | 2011-06-20 05:40 | 時事

”名前を失う”という事。

 フランス語で


Jouer du violon

といえば 

第一義的には ”バイオリンを弾く” という意味だけれでも


それ以外に 


”憐憫の気持ちを喚起する為に嘘をついたり、大げさに言ったりすること。”


という意味もある。


お涙頂戴だ。



私はこういう jouer du violon 的態度が大嫌いだ。


どれだけ悲しくてもそれをストイックに隠してしまうのはもはや教育というよりも・・条件反射レベル。


そういう意味では私は骨の髄まで東北人だ。


しかしながら今日は思うところあってバイオリンを奏でちゃいます。。



まずいきなりですが、思春期の少年のような事を言わせてもらえれば



3月11日以降に私が感じていた悲しみは多くの人には分からないんではないか?と思う。



勿論、私は両親や妹が無事であった身でもあり、実際に故郷を離れて久しいけれども



それでも、やはり悲しい。



新聞の死亡者名欄を見るたびに知り合いを発見するような、そんな日々を過ごした事
がある人が世の中にたくさんいるだろうか??


それでも、まだ新聞に目を通せるようになっただけマシだという事も重々知っている。



最初の数週間は自己防衛の為に死亡者名欄のページを開けるのすら恐ろしかったし


今もきっとそういう状態の人がたくさんいると思う。


私は何故か、この悲しみを共有できる人が岩手、宮城、福島の沿岸部の人以外にいるだろうか?


と考えたときにいつも死者が増えすぎて棺が足りないと嘆いていたバグダットの人達や


かつては有数の文化都市だったカブールの人たちの事を思い浮かべてしまう・・。



そういえば先日もパキスタンのテロの映像を見てめちゃくちゃになった建物を見た瞬間に


何故か女川の映像かと思ってしまった。




先日、被災地の状況が未だにどれだけ大変かという事を話し終えた後に



話していた相手が言った一言に驚愕した。






” そこまでしてどうしてそこにすみ続けたいのかな?”







”    。 。 。 。 。 。 。 。 。 。  ”







驚きと失望で一瞬沈黙した後に


顔を赤くして、怒ったときの常で鼻の頭に汗かきながら色々と言ったけど



どれだけ通じていたんだろう?? 



その人は私よりも10歳以上年上の人だけど、想像力や共感性というのは



知性と同じく、必ずしも生きてきた年齢に比例するものではないわけだし。





少なくとも彼女には義援金集めの件で随分積極的に活動してもらったので



とりあえず彼女の想像力が ” あちらではお金が必要!だから何かしよう ”



という所までは到達していたということに



フランス語で言うところの déjà pas mal  スペイン語の  menos mal と・・・



上を見たらきりがない・・と自分を納得させてみた。




住むところと仕事さへあればどこに住んでもそれで良いと、



皆が思えたら特に福島の避難区域の人たちの苦悩は存在しないだろう。



写真家の藤原新也の記事を読んで一つ私の気持ちをうまく表現している箇所があった。



藤原新也の写真能力よりもその文章表現力の方に魅力を感じていたけど、


彼の感性が私の虚無感を見事に表現してくれている。


そして、誤解を恐れずに言えば やっぱり


現地であの現状を目の当たりにした人の言葉の重さがある。



*******************************************

日々繰り返し放映される(悲劇と結びついた)巨大津波は人々の心に架空の津波を発生
させたように思う。

<中略>

私はそのような、”津波の疑似体験者”のひとりとして現地にはいったのである。

<中略>

陸前高田の広大な残骸の光景を前に、私は予期せぬ奇妙な感情に襲われることになる。
東京にいて私の内部に積もっていた名状しがたい不安定な感情がフッと立ち消え、皮肉な
事に何か安堵の気持ちに包まれたのである。


<中略>

私は妙に冷静に、この計測不可能に思える被災現場を計測していた。計測するには規矩
(物差し)が必要なわけだが、私がその時持ち合わせていた規矩は阪神大震災という
物差しだった。

そして神戸という物差しを三陸の被災地に重ね合わせて見るとき、はじめてわかった単純
なことがある。
同じ大震災の被災地でありながら神戸はそのまま” 神戸 ”という地名を残していたのに
対し、三陸の被災地からは完全に ”地名” が失われていた。


つまり巨大な津波によってあらゆる土地がその土地固有の表象を失い、同じ様相を残した
残骸が延々と続くばかりなのである。
したがって石巻に行こうと陸前高田に行こうと移動感覚すらなく、移動してまたもとの
場所に戻ってきたかのような酩酊感に襲われさえする。


”名前を失う”


それは存在そのものを失うことであり、それがこの未曾有の津波災害の残酷さを
何よりも雄弁に物語っている。



*********************************************



 自分の愛した場所の道々を歩く自分を時々まぶたの裏に想像した直後に

もうそんな日は戻ってこないんだと一人否定する悲しさ。




この自分の気持ちをある日フランス人の友人に説明しようと試みて


” それはまるで自分のアイデンティティを失ったかのような・・・”


と言った後で、なんとなくそれとも違うんだと感じて


” C'est comme comme.... (それはまるで・・まるで・・・) ”


と言葉を見つけかねていたら


友人が静かに






” C'est comme tu perds ton ame ?




” それは魂を失うかのような、そういう感じなんでしょう?”




と代弁してくれた。








女川町では復興後の活動も見込んでこういうボランティア活動をされている


方達がいます。 以前にも紹介しましたが、定期的にリンクします。







大丈夫屋
名前の上をクリックして下さい。


周りの方にも是非広めてください。

b0228941_2330439.jpg


b0228941_23352692.jpg







にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ニュースブログ ニュース批評へ
[PR]
by melodynelson-2812 | 2011-06-18 23:56 | 東北復興へ向けて

原発大国フランスの新聞記事を読んでみましょう!!

|イタリアの国民投票では9割以上の人が原発に NO の表明。


ドイツは2021年までに全ての原子炉を廃止する事発表している。


スイスも段階的に国内の原子炉の廃止を決定している。





78%の電力を原子力に依存している フランス



さぁ、どうでる???

フランスの出方が正直、かなり気になるところなのですが・・。



フランスの一般紙、 Le Monde と Liberation に関しては正直


”原発問題触れたくない?? ” というくらい


突っ込んだ記事は、個人的には見ていないのですが・・。



各業界ロビーからの圧力に負けずに真実を語ってくれそうな新聞・・・


ということで、時々読んでいます。



Le Canard enchaine
( 新聞に関しての情報は上をクリックして下さい)



先週発行の Le Canard の小さい記事を紹介します。



Un doux reve ( 甘い夢 )


と題されたこの記事


諷刺画には


フランス アレバ社の社長が 雇用を守れという横断幕を持った原発の職員に


”安心してちょうだい、ドイツからの核廃棄物はあと1000年分はあるはずだから!”

と宥めている姿が・・

その後ろで フランス大統領 サルコジが


”以前にも我々はドイツの千年帝国(ナチスの帝国主義を指す)を請け負ったしな・・・”

と考えている図があります。



さて記事の内容


記事は読者からの投書から始まります。



">” もしもあなた達自分の書いている記事を本当に信じているとしたら、あなた達
はただのドリーマーです。 あなたは本当にドイツが原発で生産する分のエネルギーを再生可能エネルギーで賄えると思っているのですか??”


それに答えるように


親愛なる読者様、夢を見ることは禁止されてはいないしそもそもドイツの人達が
甘い夢を見ているだけって、どうやって証明できるのですか?




記事を続けます。



国家エネルギーの78%を原発が占めるフランスと違い、ドイツは22%のみを原子力に
頼っており、彼らは私達と違って原子力の中にうずまる”死に体”ではないのです。



エッセイストの Dominique Bourg がJDD誌でこう述べています。




過去にナチズムに蹂躙されたこのドイツという国には国家権力に対する嫌悪感が深く
根を下ろしています。 ナチズムによるトラウマのせいで人的被害に対する警戒感が
限りなく強いのです。


民間エネルギー機関と軍部の悪魔の契約に対する拒絶感は未だに強いのです。






と恐らくドイツ人のエッセイストの言葉を引用しています。


警戒感 (Mefiance) 、

原子力に対する警戒感、チェルノブイリに対する警戒感
は根強いものがあります。

長い間の広範囲にわたる社会的対話が2000年のシュレイダー首相の原子炉の段階的廃止に繋がりました。 その後メルケル政権での原発回帰を思わせる波があったものの原発廃止の動きはドイツでは左程真新しい物ではありません。



アレバ社の社長が

”アンゲラ・、メルケルは政治的意向でエネルギー政策に急激な回れ右をした ”

と批判しました。


アレバ社社長の彼女が言わんとしているのは

”メルケルが原発廃止に傾いたのはただ単に次の選挙に向けての有権者の顔色伺いだったと
いうこと”だと思います。

もしもメルケル女史の決断が本当にそうだったとして、そんなに軽蔑されるべき事なのでしょうか?
国家のエネルギー対策の選択というのは詰まる所、政治選択という事なのです。

メルケル女史は結局は政治的決断を下しただけ。1974年のオイルショック以降
ポンピドゥーもジスカールデスタン(共にフランス大統領)も決断をしないままに原子力を容認したんだはなかったっけ?


福島の事故以降、議論を経てメルケル首相はドイツを再生可能エネルギー界のチャンピオンにするという舵を切ったと、そういうことなのです。

勿論ドイツにとっても脱原子力は簡単な物ではないでしょう。でもたった17基の原子炉分を賄うには彼らが過去20年間に気づいてきた風力、太陽光発電で充分賄えるでしょう。

le monnde紙もドイツのもつ再生可能エネルギー技術は世界のエネルギー事情を
牽引するものだと述べています。
彼らが原子炉を完全撤退する2022年には再生可能エネルギーの占める割合はドイツの
全エネルギーの中で35%を占める事になると予測しています。


短期的にはフランスから原子力をしばらくは輸入する事になったとしても、火力発電に
多く頼ることになったとしても長期的にみて、再生可能エネルギーに対する投資は
充分な利益を期待できるでしょう。

”甘い夢”とフランス人が批判する夢、実はこれは恐ろしいほど実用主義
(pragmatique)的な考えなのですが・・・。



と記事はここで終わっています。

国は違えど日本の現状を考えさえる記事内容だっと思いました。


過去のナチズムから学んだ事を現在の決断にいかすドイツ人。私達は過去の軍部の台頭や、原爆体験をどう決断にいかしているのでしょうか??



そして 警戒心”mefiance " と言う言葉。


私がヨーロッパ人に尊敬と軽蔑を込めていつも驚かされるのは彼らの
根深いまでの 警戒心 の強さ。



原子力という油断ならない物を扱う私達に足りなかったのは、この警戒心だったのでは??




そして




国家のエネルギー政策の選択というのは政治的選択
 



なんだという事。


議論も決断もしないで原子力というエネルギー政策を見過ごしてきた

私達の身に起きたことを考えたら



そろそろ、日本も 選択をする という行動を学ぶべきなんだと思います。


b0228941_2572347.jpg


にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
にほんブログ村
[PR]
by melodynelson-2812 | 2011-06-15 03:57 | 時事

村上春樹バルセロナでのスピーチを読む

 村上春樹が先日、カタルーニャ国際賞の授賞式の際に行ったスピーチ


全文は
 こちら から 読めます。 ( ←クリックして下さい。)



色々な意見があるでしょうが個人的には・・・・










 よっ、 待っていました !!






丁度今読んでいる本が     ”大津波と原発 ”


内田樹 × 中沢新一 × 平川克美 の三氏が ”ラジオデイズ” で語っているものを

文字おこしした物なのですが・・・。


b0228941_2311334.jpg

( 実はこれらを一気に平行して読んでいるので中々読み終わらず・・。)



内田樹氏といえば ” 村上春樹にご用心 ” (その他素晴らしい哲学書)の著者でもあり


巷では”村上春樹専門家”としても知られている方。



この方と中沢新一氏の言葉を読みながら


”甘いって言われるんだろうな~。” 



と思いつつそこに”ムラカミ的なもの”を感じていた所なのです。






この村上春樹のスピーチには賛辞だけでなく批判もあるようで、


確かに被災地からのtwitteで


” なんで日本で日本人にむけてスピーチしないんだ?”


というような批判も多く見ました。


確かに、村上春樹氏といえばマスコミ嫌いで知られていますし


彼のスピーチを聞く機会は外国の通信社を通しての方が最近は多いですが・・


彼の言葉がどこで発せられたか、なんていうのは関係ないと私は思います。


今回の福島の原発事故で徹底的に失った日本の国際的信用。そんな状況の中でも


世界に向けて日本人が本当に感じていることを発信して、そしてそれを尊敬を持って


聞いて貰える。 そんな人材が日本には悲しいほどに少ないという中で


村上春樹氏のスピーチは非常に貴重な物だと思うのです。



日本のマスコミのインタビューに答えるっていうのも、正直、村上春樹が古館一郎やなんかと・・


同じ周波数で話せるとは思えない・・・。 


いや、別にどこで誰に向かおうといいじゃない。そんな事は。



こちらも最近、溜め込んでまだ読みきっていない雑誌なのですが

b0228941_23371163.jpg



最近、こういう ”どこどこから何ミリシーベルトが検出された。” とか ”東電救済スキーム”とか


”どこどこ産の食べ物はどうだ。” とか ” ○○という食品は安全” とか


数値的な話しに終始しすぎていて、 精神論というか、文明史的な批判をしないまま


通り過ぎてないか??と焦っていた私ですが


そこで村上春樹に世界に向けて、 長崎・広島原爆の事までに遡ってスピーチしてもらって


正直、こういう論調はこの3ヶ月間に他の言論人から既に充分語られた内容なんだけれども

(内田先生の言葉とは恐ろしい程共通点がある・・・) 


それでもこれを ムラカミ言葉で話すっていう意義はとてつもなく大きいと私は思います。



勿論、私だってこういう数値的な情報は必要だと思いますが、でもそればかりに目を奪われて


いたら以前と同じような道を知らず知らずに辿ってしまう・・そんな気がします。



長いスピーチですが、是非全文をゆっくり読んでいただきたいのですが、


私が ” これぞムラカミハルキ! だから私はあなたが好きなんだ ” と思ったのは


以下の文です。



日本で、このカタルーニャで、あなた方や私たちが等しく「非現実的な夢想家」になることができたら、そのような国境や文化を超えて開かれた「精神のコミュニティー」を形作ることができたら、どんなに素敵だろうと思います。それこそがこの近年、様々な深刻な災害や、悲惨きわまりないテロルを通過してきた我々の、再生への出発点になるのではないかと、僕は考えます。我々は夢を見ることを恐れてはなりません。そして我々の足取りを、「効率」や「便宜」という名前を持つ災厄の犬たちに追いつかせてはなりません。我々は力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならないのです。人はいつか死んで、消えていきます。しかしhumanityは残ります。それはいつまでも受け継がれていくものです。我々はまず、その力を信じるものでなくてはなりません。



”精神のコミュニティー” 


3月11日から3ヶ月経ちましたが、今日も被災地では多くの人があの時間に黙祷を捧げました。


あまり触れられなくなりましたが、遺体捜索はまだ続いています。


そういう事に思いを馳せる人が被災地以外でどれだけの数存在するでしょうか???


津波被害にあった地域の人だって、福島の避難地域に住む人の事だって彼らは自分と同じ


コミュニティーに住む人たちなんだ。と思える想像力、共感力、


”精神のコミュニティー” ってそういう事なのかな? と勝手に理解しました。




そして、 

力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」



先に話した本、”大津波と原発” の中で


中沢新一氏が


”あそこに太陽光発電パネルをたくさん並べて発電システムに変えていくことだと思います。”

” 福島県の人たちも三陸の人たちも、東北の別の県に移動していく人たちが増えてくると思いますけど
も、そういう人たちが放棄された農地を借り受けて、そこをもう一回自分達で拓いていって、
今度こそは今までのように国の農業政策に振り回されたりするような農業じゃないものを自分達で
作っていくというような態勢に入っていくことが望ましいと思います。”


”宮沢賢治みたいな人が東北をどうするかって考えていたのは、こういう時のためなのだと思うのです。
イーハトーブの思想なんて、これからの復興の基本思想に捉えていくべきものです。
<中略>
僕の考える”緑の党”の旗には、宮沢賢治と紀州の南方熊楠が描かれるんだ。”



と仰っています。




甘いな~ なんて言うなかれ、



原発無しはいいけどじゃ、どうやって経済レベルを維持していくの??



なんていう言説はもううんざり!


経済効率という目の前の餌に釣られて闇雲に走り続ける方がよっぽど愚かだと

いう事にみんなもう気付き始めているはず。


夢見る夢子と言われようとも、


「非現実的な夢想家」達は今こそ、力強く叫び、歩いていく時なのです。




にほんブログ村 ニュースブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村
[PR]
by melodynelson-2812 | 2011-06-12 00:24 | 時事

スカイツリーってどうなんしょう・・



 東京スカイツリーのグランドオープンが来年の5月22日と決まり・・




その入場料が3500円という事が発表されました。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・









なんだかなぁ・・・と違和感感じるの私だけ???





昨日から何気に読み始めた本の冒頭には



今回の出来事(3月11日の震災)をきっかけに日本人が大きく変わっていくだろうと


いうこと、また変わっていかなければならないということについて、私達は認識を共有


していた。



いや、多分みんなそう思っていた(いる)と思うのですが、



スカイツリーを心底心待ちにしている人っていうのは、スカイツリーによって


直に経済効果の恩恵にあやかれる人以外にいるんでしょうかね??





福島原発事故の収束の目処も立っていない、事故の影響の全体像もつかめていない



政治は充てにならないし、国の対策には全く信用が置けない



こんな状態で3500円も払って、他の高層ビルよりも少しばかり高い所から




東京の街を見下ろして、一体何を思うんだろう??



というか、そういう事に3500円を払ってスカイツリーのキーホルダーやスカイツリー


クッキーをお土産に買って・・・・・スカイツリーグルメを楽しむ。




そういう事を多くの人が ”楽しみ” と感じるのだろうか・・・???



この計画は何年も前から始まっていたことだからここ数ヶ月の出来事で変更は不可能



なのだと思うのですが・・



元々、私はこのスカイツリー的な物



(もっと高い所に、もっと新しい物、もっと高い値段・・・)というもっともっとな


町の進化にはまったく共感できないので、スカイツリー はあ???



と以前から思っていたのですが


今の日本の状況とのあまりの乖離に、もういうこういうの良いんじゃないか?


そういう経済成長幻想はもう無理なんじゃ?


と思うのです。




多分日本最速のエレベーターとかで上まで登るんでしょう?きっと。



でもその最速のエレベーターのエネルギーは何で生産されて、どこから??


って・・・そういう事考えてしまいませんかね??



そういえば、上海タワーの上にも登ったけど




b0228941_6262874.jpg




あれも ”たっかいなー” と思いつつ昇ったけど


あれでも1500円くらい・・・。



3500円・・・・・ どうなのよ。。。。

[PR]
by melodynelson-2812 | 2011-06-09 06:32

石の上にも3年・・

 
 外国に住んで一定以上の年月が経つと誰でも一度は自問する事・・・・


”自分はこの土地に骨を埋めるのだろうか?”


自分が死んだ後に骨は海に散骨して欲しいという人もいるかもしれませんが、


要は自分の一生をここで終えるという覚悟のことです。



私は今年でフランス暮らしも含めればヨーロッパ暮らしも13年ですので、漠然とそんな


事を考えたりしますが、正直全く分かりません。



今回、実家に帰って自分の身の振り方について考えさせられる事がありました。





避難所の場所によっては食事のバランスが良くない場所があるというのはブログで書きましたが


あちらにいたある日、家の母と野菜を調理してお隣さんが避難している場所を訪ねた事がありました。


私達のお隣さんだった方の家も、私の両親の家同様跡形もなく流されてしまいました。


お隣さんの家は夫婦二人暮しですが、旦那さんの方が体が不自由なので体育館などではなく

高齢者のケアホームだった所に避難しています。


私が生まれたときからお隣に住んでいた人たちなので、まあ、随分長い付き合いの人たちです。


こちらの夫婦の旦那さんは地元の人ですが、奥さんの方は関東の某都市の出身で、


小さい頃から漠然と、話し方やお化粧の仕方、装い全てが田舎の人のそれとは違っていたのを

感じていました。


平たく言えば、明らかに ”垢抜けて”いる女性でした。


それでいて気さくで、おしゃれでユーモアもある方で、そして最近は


実家に帰ると両親や母の友達や妹とウォーキングと称して、山歩きをしていた私には


”ウォーキング仲間” でもありました。



母と避難所に入って、そのご夫婦を探してウロウロしていると見つけました


相変わらず、おしゃれにセットした髪型と大きなイヤリングと赤い口紅。


彼女でした。


こんな状況でも、変わらず自分のスタイルを貫いているその女性を見たときに


何故だかその普遍性に感動して、顔を見た瞬間に涙腺が少々緩んでしまいましたが


お互い再会を喜びつつ・・・・近況を伺いました。



津波から逃れた数日後、体の不自由な旦那さんの事を慮って、仙台に住む一人娘の所に


一時避難していましたが、結局、旦那さんの精神的な事を考えると地元にいるのが一番と


判断して、 地元の避難所に帰ってきたのだとか・・・。




彼女は避難所の窓から町を見下ろしながら



”  彼の為にはここに帰ってきて良かったと思っているの。話し相手がいるのが一番。


でもね・・、ここから町を見下ろすと、やっぱりこれが現実なのか??って信じられない時が


あるのよ・・・・、 何が辛いって、これが現実だって受け入れる事かしらね。


ふふ・・・でも不思議なもんだわよ。 


私が結婚してこの町に住み始めた時はね、 何とかして逃げたい、この町からっ。ておもってたのよ。


何度もこの町からどうやって逃げよう・・って思ってたのに。で町がこんなんになった時に


こんなめちゃくちゃな町に、結局は戻ってこようって思ったんだからね~、ふふ。”


と言いました。


外国に住んで、そして未だにそこに骨を埋める覚悟ができてない私にはかなり重い言葉でした。


”実家の○○には帰ろうと思わなかった???”


と聞くと


”帰ったって自分の居場所なんてないわよ。結局ね自分の居場所があるのはここなのよ。”


ときっぱりと言い切った 彼女の目の中にある自信のような物はやっぱりこの女性が


泣き笑いしながら、それでも地に足踏ん張って築いてきた彼女の存在感の強固さ故の


自信なんだろう・・・・と思いました。



すごいな~。 



石の上もに3年・・・・・・・、 住めば都・・・・・・ という事か。



実は日本を離れてから今だかつて無いほど日本に帰りたいのです。



果たして自分がここまで達観した気持ちになれるのか、大いに疑問があるのですが・・・・。



津波に全てを奪われるという辛い経験にあっても、自分のスタイルを貫き通す彼女。


果たして自分のそれだけの強さがあるのか?


そしてスペインと言う国にそれだけの繋がりを見出されるのか?


自問する、今日この頃なのです・・・・
[PR]
by melodynelson-2812 | 2011-06-05 08:23

危ぶむ無かれ・・by 猪木

 >内閣不信任決議案 反対多数で否決。


とりあえず、菅内閣での続投が決まったわけですが・・・・


正直言って、私が思うのは


君たち(国会議員)ヒマなんだね。

被災地の現状認識ゼロ?







被災地の日々の生活を知ってたら、こんな事やってる場合じゃないって思うはず。

そうそう、津波被災地では昨日からあれがはじまって大変なんですよ。

あれ。

そう・・・あれというのは



大潮 です。


漁師や釣り師でもない限り大潮と聞いて”あ~、あれね。”とピンと来る方も少ないのでは?


こちら


ご覧下さい。



海の近くで生まれ育った私だって実は初めはピン?と来ませんでした。

が、津波被害後に女川、石巻関連のtwitterでこの大潮の日の情報がリツイートされている

のを不思議に思っていましたが・・



実際、向こうに行って大潮の日に行き当たったら・・・・・


潮位・・・それはもう、 最重要情報 だという事が分かりました。







この写真を見てください
b0228941_1724643.jpg


b0228941_1734664.jpg




以前の場所を知らないとわかりづらいでしょうか? 場所によってその沈下の度合いは違い

ますが、地震・津波によって最大女川で1メートルの地盤沈下が見られます。


そのため以前は陸地だった所も潮位によっては、周りが海と化する場所ができています。



事は地盤沈下だけではすみません。


津波による下水道のつまり、破損によってもマンホールや側溝からじわじわと水が沸きあがって


きて、そして辺りは冠水してしまうのです。



これは実際目の辺りにすると分かりますが、朝まったくの陸地だったところが満潮時刻には


辺り一面の様子が変わっている・・。


ヴェネチア辺りの人にはこの生活が当たり前なのでしょうが・・・


津波に破壊されて、その挙句にこのような事態にも新たに対処しなければいけない現地の

人たちの困難というのを想像できますでしょうか??


現在、被災地では瓦礫の撤去作業、また道路の整備などの為に片側通行の所も多く


また自衛隊車両をはじめ恐ろしい数の大型車が行きかいます。


それでなくても渋滞はすさまじいものがあるというのに、


大潮の日は交通情報に気をつけないと、普段は通れる道が通行止めになっていたり


通行止めになっていないまでも水浸しになっていて、そこを強引に通ろうと思うと車を

痛めたり、下手をするとそこで立ち往生する羽目になるということです。




そこで、この潮位表は各家庭絶対に手放せません。

女川のコミュニティー誌
うみねこタイムズ第三号 (←クリックして下さい)



にも今月の潮位表がのっていますが、これを冷蔵庫などに貼って毎日チェックしてから


一日が始まるといっても過言ではないと思います。



先日のように台風が接近し、大雨が降ったりした時はあちこちが冠水してしまい


町全体が水に覆われてしまい、自衛隊はなんかすごいジープで町中を往来していました。


ジープなどというものはない一般の人たちは、雷がなり響き余震も続き、そして


発泡スチロールが風に煽られて飛び交う中を、怖い思いをしながら家にたどり着いたそうです。


津波を免れた沿岸部に家を持つ人も、今度は冠水被害でその場所に住めなくなるかも・・


という切羽詰った状況に陥っているのです。




夏が来て本格的な台風シーズンがきたら、放射能汚染の問題も含めてどうするつもりなんでしょう?




こんなごちゃごちゃと政治闘争している間に


台風対策立てれば??






先日の台風の後はあちこちが冠水して、街中がコーヒー色にそまっていたのだとか。


現地の人はさぞや難儀しているだろう・・と心配していました。


twitterでフォローしているある方のつぶやきをみて ちょっと・・笑いました。


”危ぶむ無かれ、危ぶめば道は無し・・・”


の猪木先生の言葉は今日は忘れて迂回しましょう!!!







わはは・・・全くそうです。 こんな時こそ慎重に! ”ダーーーッッ!!!”


こういう状況だってユーモア忘れずに、潮位表確認して朝から働いてる人達がいるのに、


あーだ、こーだと・・・ 復興計画ちゃんと話し合えないんなら


国会議員は交通費ただなんだから、被災地まできて盛り土の手伝いでもして欲しいものです。






その方がよっぽど役に立つと私は思う。時間は刻々と過ぎていくんだから。


じゃなきゃ猪木ビンタで渇いれてもらうしかないか・・。

b0228941_17491869.jpg




にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ニュースブログ ニュース批評へ
[PR]
by melodynelson-2812 | 2011-06-02 17:52