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”原発事故への道程・安全神話の誕生”を見る

 東京にいます。



私のように頻繁に帰国している人でも日本だと福島原発関連の情報がヨーロッパより格段に多いなと



感じます。 (当然なのですが・・)



情報通信技術が発達して、日本から遠くにいても情報が以前とは比べ物にならないくらい


得られるようになったとはいえ、やはり見逃している事も多いのだろうなと実感。











昨日の夜にNHK教育 (今はEテレと呼ぶらしい) で放映された特集




”原発事故への道程 後編 安全神話の誕生 ” 。





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しばし怖い顔で考え込んでしまう恐ろしい内容でした。



こちらに番組の紹介があります。



 Eテレ特集




正直新しい発見があるわけではなくて、今まで私が読み聞きしてきた事の確認でしか


ないとはいえ、


原発事業導入当時の電力会社の人達の説明や 旧通産省の人達の当時の発言


電力会社と電力立地の地元住民とのやりとりなど当時の生の証言を聞く、




しかもこの40年後に起こった事を知っている私達からするともはや


彼らの説明、導入の仕方 全てが恐ろしい




その辺のホラー映画みるより本当に恐ろさを感じます。



この映像は日本初の原発訴訟となった




伊方原発訴訟に関しての映像が多く使われていますが




その中でのやり取りをいくつか取り上げます。





四国電力と伊方原発周辺の住民との説明会のやりとり。





原発事故を危惧する住民に対して




”事故による避難などということは社会通念上起こりえない ”


”事故は確率的に起こり得ない”



そして不十分な説明にいかる住民を前に 




”時間になりましたので、これにて閉会” と退室。




近隣住民の反対者の事を



”放射能が怖いというのは宗教みたいな物”


”反対するのが生きがい”


と揶揄する原発推進はの人達。





今の状況となんら変わりない。 40年経った今もその体質には何も変わりはない。






元原子力保安院の証言



”原発の安全性の確認? そんなことをしたら国民を不安にさせる。”


”安全性の研究など日の目を絶対にみたい、それどころか仲間はずれにされる。”



そして最も恐ろしかったのは




チェルノブイリ事故直後の 元通産省の役人の証言



”先日ヨーロッパの会合で、(チェルノブイリの事故で)一番得をするって皆に言われた。


これでソ連も東欧も原発事業が後退する。今一番改善の能力があるのも持ちこたえる能力が


あるのも日本だ。 ってね”



これを嬉しそうに語っている。




チェルノブイリであんな事が起きたというのに、その悲惨さも危険性も無視して




ひたすら手前達の金・金・金の事を考える。




番組内ではプルトニウムを軍事利用しない事をアメリカに証明する為に



核燃料サイクルを建設したことにも言及している。





チェルノブイリ事故後の金への色気、そしてアメリカへの忠誠の証として




そして国内最大の 柏崎刈羽原発の建設と頭の中で繋がる。






この番組では 原発推進と 正力松太郎の関係にも触れていて、




先日見た ” ネットワークで作る放射能汚染マップ” に続いて



NHK Eテレ中々良いな・・・・などと思い始めたものの





この特集の最後のシーンで




島村原子力政策委員会の年寄り達の会合。



このかつて原発政策を強力に推し進めてきたこの老人達、



福島の事故の後の会合の中で




” そうは言っても日本にはやはり原発は必要。”


”上手に付き合っていくしかない”


”人間の知恵を出し合って、原子力を飼いならすしかない”



と老人達が頷きあって終わる。






はい??????  





思わず鳥肌たちましたわ。



お前達は 何を言っているんだ??





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笑わせるよ





笑わされついでにこの記事



外務省の狂気



感動を伝えて貰う?

15億円を費やすですと??


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狂ってるんですか?? 






私は最近アインシュタインのこの言葉が何度も何度も浮かぶ・・




無限なものは二つあります。宇宙と人間の愚かさ。前者については断言できませんが






解体しないといけないのは東電だけじゃないらしい。
変わらないといけないのも東電だけじゃないらしい。

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by melodynelson-2812 | 2011-09-26 16:32 | 時事

新聞なんかいらない。

 


  21日付けの スペイン一般紙  El Pais(電子版)



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El Nobel Kenzaburo Oe lidera la gran protesta antinuclear en Tokio

Decenas de miles de personas recorren la capital contra la energía atómica - Murakami y otros intelectuales agitan el viraje de Japón tras Fukushima


ノーベル賞受賞者大江健三郎が東京で反原発デモを率いる。

多くの人が反原発を訴えて首都を練り歩いた。村上(春樹)などの他の知識人も福島事故後の
原発政策転換を訴えている。





なんだか唐突に村上春樹の名前を出してきた感もありますが・・・。


まあ、スペイン人は村上春樹が好きだからなぁ。



しかもスペインのような国では政治的態度を明確にして始めて


知識人と認められるような土壌があるから。




記事内ではデモ参加者、警察発表2万人・主催者発表5万人と記されていましたが、


デモが頻繁にあるスペイン人にとっては警察発表と主催者発表が大きく違うのは


当たり前ですよね??


って事でスルー。



記者の署名がないって事は他所から持ってきた記事だろうけど次の日の社会面で取り上げる。




普段日本の記事が少ないというのに、驚いた。 ムラカミの効力か? 




お隣フランス、



電子版しか見ていませんが、  Le Figaro , Le monde, Liberation と 右・中道・左 全て


触れていません。 ( 紙版で記事を見つけた方がいたら教えてください。)


普段どうでも良い日本の記事はよく載せているのにね、 ル・モンド。


そういえば先日フランスのマルクールで起きた原発事故の時もLe Figaro は知らないですが


Le monde と Liberation 新聞では次の日はスルー ( 外国版だったからなのだろうか?)


で、次の次の日の Le monde にはちっさーーーーーく 記事が載っていました。


来年は仏大統領選挙があるので、今ここで原子力エネルギー政策とか面倒くさい事を争点にされたくない。

(汗) って感じがムンムン



ちなみに Le Figaro の親会社はダッソーグループ。


日本では知られていないかも知れませんがフランスの軍需産業グループです。


ミラージュ戦闘機といえばピンと来る方もいるのでは?? 


Le monde の筆頭株主も軍需産業EADSの大株主ですし・・



私見ですが、 万年 ”計画停電実施中?”みたいなフランスがあれだけエネルギーに固執するのって


この軍需産業とは無関係とは思えないんですよね。


そもそもが今回のマルクールの発電所だって何を製造する場所だったんだか(汗)。




ということで、そもそもが原子力政策に関してはフランスの新聞に何かを期待するだけ無駄。






">< 訂正> 9月19日付けの Le monde 電子版にこれがありました。


こちら。



El pais とほぼ同じ内容でした。


すまん!Le monde !!

私が時々Le monde を手に取る理由は ”環境問題”系の記事が他よりも多いから。


なのに、原発関連に関しては ” スルーしすぎ!!” と思っていたのでけど・・。








電子版で見つけたのは

RFI インターナショナルフランスラジオ の記事。



A Tokyo, 1ère grande manifestation antinucléaire depuis la catastrophe de Fukushima


の見出しがついています。


この記事は記者の署名いりで Frédéric Charles  このフレデリック・シャルルという人は


フランスではニュースといえば誰もが聞いているラジオ France Info でも


東京駐在ジャーナリストとして長年レポートしているし、 



近年東京在住特派員が激減している中で頑張っている数少ないフランス人


ジャーナリストだ。





翻って日本の全国紙の電子版を見てみたら




毎日は大きく取り上げているものの、



朝日・読売・(産経は知らんが 取り上げる訳ないと思い検索していません) は







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地方紙 は東京新聞、 我らが 河北新報も取り上げています。


それでなくても河北新報 3.11以降取り上げる記事多すぎててんてこ舞いなのに。




ある意味、朝日と読売の記者が記事として取り上げる基準って何?と興味がわきました。



ところで 小出氏著書 ” 原発のウソ ” を読んで理解した所によると



電力会社の利潤を算出する ” レートベース” ですが


この ”レートベース” には電力生産の為の必要経費も含まれています。


大手メディアに払う広告費も” 特定投資”として勘定され、利潤を計算する際のベースになります。



そしてその ”レートベース”に”報酬率”を掛けて それに比例して 


”電気料金”を引き上げれば良いのだから



電力会社にしたら 広告費がどれだけ掛かろうと知ったことではない。



どうせ払うのは利用者なんだから。



だから東電は実質 独占企業であるにも関わらず 意味の無い広告を出し続けている。


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そしてその気前の良い企業広告に依存しているのが日本の大手メディアという事なのです。




だから メディアの公共性なんて物はある訳がない





せめて独占企業からの広告収入を禁止するくらいのモラルはないのか???



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無いんでしょうね。
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by melodynelson-2812 | 2011-09-21 09:49 | 時事

暑さ寒さも・・






 暑さ寒さも彼岸まで。というけれどもなんだか日本ではまだ暑い日が続いているようですね。



女川でボランティア活動されている方も9月とは思えぬ暑さで大変だとか・・。




マドリードは相変わらずの日差しの強さですが、吹いてくる風が朝・夕ひんやりしてきて



秋だな~と感じます。






とはいえ晴天の週末は両日とも、アパートのプールは泳ぐ人で賑わっていました。


あ、アパートのプールと言うと豪華なようですが、マドリードのように海がなくて


暑い場所は、プール付きの建物が珍しくありません。




うちの建物はマドリードの北部にありがちな味もそっけもない高層ビルだけれども


プールだけでなくて、バスケットコートや砂場やテニスコートもあるので


都会に住んでいる割りにはここの子供達は遊び場所に恵まれています。



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住人しか入れない作りになっているし、どこからでも見渡せるのでセキュリティは万全。


ということで・・・



夏の間はかなり夜遅くまで子供達の遊び声が建物内にこだまします。




今晩も夜の8時過ぎでもいつもの3人組がサッカーに夢中。


夜になっても子供達の声が聞こえると



”まだ夏は終わっていないんだ~” と思える。



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そ。。それにしてもこの子達子供とは思えない程動きが激しい  んですわ002.gif



今日もテニスのデイビスカップではラファ・ナダルが買ったし、


バスケットの世界チャンピオンでもスペインは勝ち残っているし・・・



スポーツだけは高レベルの スペイン



子供達の動きが激しいというか・・・身体能力がものすごい高い感じが近所の子供達からも


感じられるんです。




フランス人とスペイン人のハーフの同僚レティシアに先週久々に会ったら



”夏休みの2ヶ月間完全に野生化した息子二人につきあってヘトヘト・・” 
とお疲れ気味だったな~。 あれだけ身体能力高い子に付き合うのはね~・・大変でしょう。




女川の子供達も避難所と仮設住宅がある総合体育館の運動場で元気にサッカーしたり野球してたな。


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がんばれ!野球少年たち



屈託無く外でスポーツをする子供達を見ると



やっぱり野外で活動したくてもできない福島の子供達を考えてしまう・・。




子供達が真っ黒に日焼けしながら外で遊べる事がいかに幸せな事なのか!!




女川のあんなに綺麗な海も今年はさすがに泳いでいる子供はいなかったな・・。

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 ワタクシ 海ではガンガン泳ぎます。




3月11日以降、 やっぱり何を見てもどんな状況でもやっぱり宮城や岩手や福島の事を考えて

しまうねぇ。




物事を見る目が完全に変わってしまったかのように・・。





先日、パリのホテルで渡された wi-fi の使用方法に関する案内の紙を見て びくっっ ! 


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なぬっ? ホットスポット ですと???




と一人突っ込んでみるも、日本人以外にホットスポットに反応する人はいまい・・・。




それにしてもwi-fiゾーンとか分りやすい言葉を使わないかー050.gif ORANGE

もとい、フランステレコムめーっっっ 047.gif 





日本から帰ってきてまだ一ヶ月と経っていないというのに



早速、日本の秋が恋しい。



女川の秋が恋しい・・。



女川の秋といえば・・・。


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サンマ 053.gif



勿論今年の女川のサンマの水揚げ量は例年の比ではない程少ないし、


未だに、漁業関係者の方々には厳しい状況が続いているけれども・・・




サンマ食べたいな~・・・ という事もあって、



早くも、またなんとか女川に行けないかと




画策中
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by melodynelson-2812 | 2011-09-19 08:53 | Madrid

神様を探す

 




  私、この年になっても未だにマンガを読むんですけどね、



最近読んだマンガですごく良かったのがこれ


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いがらしみきおの    I ( アイ )    


8月に1巻が出たばかりなのですが・・


あらすじは宮城県の田舎に住む少年二人が神様を探す。

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というなんとも哲学的な話しなのですが、私としては哲学書というよりは



民俗学の書物を読む感覚です。


東北といえば座敷わらし伝説が生まれた場所で、そして今でも普通に


”拝み屋”という職業が認知されている土地柄。


このマンガからはそんな東北な匂いがプンプンと伝わってくる。



いがらしみきおといえば



ぼのぼの  が有名。(マンガ読まない方にはちんぷんかんぷでしょうからwiki参照して下さい・・)


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                      ぼのぼの


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                      シマリス君



この方宮城県出身で今も仙台在住でいらっしゃるのです。



うーん、どうりでこの生臭いまでの東北臭を再現できるはず。





どうしてこのマンガの話しをしたかというと、



ずーっと気になっていたことなのですが



最近、仙台市内にこれを見かける事が多いんです。

             

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はい?? 


罪って何? 


しかも拡声器を使って何やら 終末期的な事を語っている・・



あの、もしや 津波と何か関連付けているわけではないですよね??





想像してみよう、



カトリーナの被害の後のルイジアナの街角で、イスラム教徒や仏教徒が


拡声器を使って ”罪を償え”とか ”地獄に行く” とか説教しだしたら


どんな事がおきるか・・・・。




殴り合いが始るか、警察が来るか 最悪な場合は誰かが拳銃とかライフル持ち出すとか・・





仙台の道行く人は もはやそんな拡声器は存在しないかのように無視し続けていて



無関心というか、ある意味大人の対応をしていて実はそれが一番なんだろう。とは思うけど




でも、あれだけの自然災害で辛い目にあった地域でこういう事をするっていうのは私には



嫌がらせ としか思えない。





それでも、この程度の事ならばなるべく雑音に耳を傾けないようにすれば良いのだけど、






5月にまだ石巻にいた頃 



その日は 水の配給がある日だったので配給所に行って両手に水を持ってえっちらおっちら歩いていると




県外ナンバーの車から数人の白人男性が降りてきた。




そして配給所から帰ってくる人に何かを配ろうとしている。





 ? ? ? ? 





と思っていると一人の男がこちらに近づいて私に差し出したのは





なんか宗教っぽい絵が描かれたDVDと教えが書かれた偽物のコイン。



それを見た瞬間に私の頭まで最高速で血が昇った。





両手が塞がっている私の横の母に無理やりそのDVDを渡そうとしている。




何ジンなのか分らなかったので 否定の意思表示としてチッと舌を鳴らして首を振ると




その男は英語で



” 神の事が話されています ” という。




”知ってますよ。 だから いらないって言ってるんです。”




”どうして???あなた達に今必要な物です”



 ”! ! ! ! ! ” 



怒りでわなわなしながら、立ち止まって彼に向き合った。



”そんな物全然必要ないですよ!!!


あのね、あなたこういう事を今ここでするべきでないと思いますよ。”




相手の男はため息をついて頭を振りながらこちらを見ている。




母に無理やりDVDを渡すと、後ろから来る若い母親と小さい子供に近づいていく。



その背中に ” そういう事するべきじゃないと思いますよ ”と繰り返したけど



完全に無視。



一人でいたのならしつこく追いかけて反対意見をいうところだけれども



怒りで顔が真っ赤な私を母が心配そうに見ているので深追いはしない。



それにそもそも話しが通じる相手でもない。




怒りでワナワナしながら、家にたどり着いて




”そんな物ゴミ箱に捨てて !!!! ” という私に 母が





” でも、そんな事してその神様の罰があたったらどうする?? ”




やっぱり・・・・。



このような大災害にあって人間の非力さを目の当たりにした人にはこの



 という言葉は非常に効果的だ。




それだけに 腹が立つ。 



”あのね、そんな事で罰を与えるような物は神様って言わないんだよ。 ”




といって、母の見ていない時にそのDVDとコインをゴミ箱に放り投げた。



これってある種の暴力だろう !!! としばらく怒りが収まらなかった。





その後、別の場所でボランティアに来ていたアイルランド人の男の子と一緒に作業した時に




私は ” おまえも一味か???? ” と勝手に警戒していたのですが




あとで話してみたら、全く関係なくて 



彼にその日の事を話したら まずは




 ” FU○K !!!! ” 


そして


”津波で家が壊れた人にDVD渡すって何? ばかじゃね?? ”


とごもっとも。





信教に関することは非常にデリケートで個人的な事だから


何が正しくて、何を信じるかなんて他人に押し付けるべきではない。









ただ私は何故か いがらしみきおの I <アイ> 1巻の最後に語られる



誰かが見ることで世界ははじまる。


生き物は見るために生まれてきたのかもしれない。


みんなが見ることによってこの世界は創り上げられているのだろう。


だから誰もみていないところにはなにもない。


誰も見ていないところ。


そこは真っ暗で




神様しかいないのかもしれない。





という言葉に グッと 来る。 




そういえば、もうすぐ 9.11 から10年経つんだな。
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by melodynelson-2812 | 2011-09-10 06:43 | 読書

名を捨て実を取る是フランス外交なり。







 日本から地理的に遠いんだからしょうがない。



とはいえ・・・


ヨーロッパに比べると日本でのリビア情報は格段に少ない。



日本のメディアが ” カダフィ大佐の隠れ場所 ”を話題にしている間にも



ヨーロッパでは リビアの抱えるお宝、そう



石油の行方で頭がいっぱい。





数日前にスペインでは




” カダフィの行方も知れず内戦も収まっていないというのに・・・


フランスが埋蔵量の35%の利権を得るという契約にサインした!!




とテレビもラジオも報じていた。




その報じ方からは




 ”く・・くやしぃーーーーー!! 




というのがありありと感じられる。



うんうん、くやしかろうスペインよ。



そんな報道には知らん振りをしていたフランスメディアだけれども


9月3日付けの


フランス左派一般誌 ” LIBERATION ”が



反カダフィ派への全面協力を条件にフランス石油大手トタルとリビア暫定政権との間に石油利権の35%を確保するという約束がされた文書の存在情報を得た。



と報じた。


その報道を受けて


フランス外務大臣 アラン・ジュペは


”そのような文書の存在は把握しておりません。”


トタルの経営最高責任者 クリストフ・ド・マージェリは


”35%? 何も聞き及んでいません”

と返答。



うーん、歯切れの悪い返答。




エネルギー省大臣の エリック・ベッソンにいたっては



”そんな事実は確認していないけれども、リビアのカダフィ政権打倒にあれだけ貢献した

フランスがそれなりの見返りを受けたとしても特におかしくはない。”



と答えている。




ちなみにフランス中道一般誌 ”Le monde "はこのネタを ”Liberation の報する所に拠れば・・”


と裏を取る気はあまりないらしい。


フランス右派 " FIGARO" は読んだ事ないから知りませんが政府報道の垂れ流しでしょう。





リビアの石油埋蔵量はアフリカ大陸でも4番目を誇る量。




今まではかつてイタリアの植民地だったという理由でヨーロッパ最大の利権を持つのはイタリアの



ENI 。 イタリアは当面の天然ガスの供給を条件にリビアでの石油利権の確保に必死ですが、



どうやらフランスはこれを期に一気に利権獲得に動こうとしている。





実際問題、フランスは モロッコ・チュニジア・アルジェリア・レバノンという



旧保護国との深くもドロドロとした関係から、 アラブ国との付き合い方の難しさを




嫌と言うほど経験している。




ここはアラブ人相手にキツネとタヌキのだまし合いに慣れているフランス人に分があるのでは・・




我々は戦闘には破れたけれども戦争に負けたわけではない。




と言ったのは ド・ゴール前大統領だ。



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 ド・ゴール まじ巨人すぎ・・。



勝ったの負けたのと面子はどうでも良いから、ともかく利益を得られればそれで良し!


とある意味潔くすら感じられるこの態度。




私の友人曰く




”フランスの世界における役割、それは嫌われる事 ”



なのだそうだ。 ”嫌われ者の方がなんだか安心” だそうだ。







フランスがここまで好き勝手を貫けるのはその軍事力は勿論の事



その節操のない外交力の力も大きいと思う。



確信している。 フランスはリビアの石油利権すでにがっぽり取り分確保している。




スペインが地団太踏んでも、いぎたなく取り分確保しているはず。




だって、それがフランス外交という物だから。
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by melodynelson-2812 | 2011-09-07 00:50 | 時事

ずきっときてイラっとくる ”まだ”

 






私が割としょっちゅう実家に帰っている事を知っている知人達はみな



” どう(被災地の)様子は? ”


と聞いてくる。


実は私はこの質問にどう答えてよいのか分らない時がある



質問者がどの程度の興味を持って聞いてきているのかが分らないというのもあるし



そもそも どう? のどう? が限定されないと何をどう答えるべきかわからないから。



大抵の場合



” うん、進んでいることもあるけど まだ大変だよ。 ”


とかなんとか答える。



そしてほぼ全員の人がこういう



” まだ  そんな状況なんだ。 ”




実はこの ”まだ” に ずきっ と来る。


そしてちょっと いらっ ともくる。




なぜなら この大変な状況はしばらく続く事は確実で、それが数年単位に渡るであろうことは


少しでも状況を知っている人なら当然想像がつく事。



半年もたっていないのに ”まだ ”なんて言われると正直あせる。






それと同時に津波被害の大きというか深刻さというか威力とういうか、


町が壊滅状態になる。という事がどういう事なのか?


というのは実は伝わっていないのかな?という事にいらっとします。



フランス語でいうperspective (見地)が全く共有されていない事への怒り。





8月にあちらで撮った写真がかなりたまっているので今日はその写真をまとめてアップします。



大体同じ場所で撮った以前の女川の写真も中に混じっています。



全く逆の方向から撮ったりしていますが、その風景がどれだけ変わったのかと感じが


掴めると良いのですが・・。









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誰かが置いていったゾウの置物。





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下の2枚の写真は以前海岸付近で撮影
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今は地盤沈下のせいで冠水被害が深刻。じゃりをどんどんしきつめて嵩上げ中
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こちらも津波以前に撮影した写真
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上の写真の坂を上りきった辺りから8月に撮影
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塀だけが残された場所に書いてあった



ぜってぇ 負けねぇ! 
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by melodynelson-2812 | 2011-09-04 03:02 | 東北復興へ向けて